スイスライフ

ビショフ動物園

ちょっとキャッチーにしたくて、大袈裟なタイトルにしてしまいましたが、うちのムツゴロウさん、つまりヘアビショフのテラス活動とその周辺をリポートしたいと思います。

私の義母が動物好きなこともあって、子供時代からいろんな動物を飼った経験があるビショフ兄弟姉妹。ブログに書きたいので聞いたら、ヘアビショフはわざわざリストしてくれました。

哺乳類:モルモット、うさぎ、犬、ネコ、リス、ハムスター、砂漠トビネズミ、ハリネズミ

爬虫類:トカゲ、ヘビ、カメ

鳥類:カナリア、カラス

その他:観賞魚、ミツバチ

小さなビオトープも作り、そこには、カエル、カモ、イモリ、トンボ、チョウ、タニシなどが生息するようになり、ワクワクしながら観察していたようです。

ヘアビショフは、4年前まで、アフリカングレイパロットというオウムを番(つがい)で飼っていました。

リビングにドカンと畳一畳分以上の場所を占めるケージです。おしゃべりしたり、口笛を吹いたり、踊ったりして、私たちを楽しませてくれました。

一週間に一度のケージ内の掃除は、かなり動物園の世話係気分でした。

ヘアビショフは、20年弱このオウムたちと暮らしたのですが、残念ながら、飼えなくなってしまった事情があり、愛鳥家を探して、譲りうけてもらいました。今はそこで幸せに暮らしています。

2015年春には、ミニュチュアプードル マックスが家にやって着ました。

さて、テラスに出てみましょう。

環境破壊から、ミツバチを始めとした昆虫たちたちが居場所を失っていると言われています。大海の一滴だとは思いますが、小さな虫のシェルターがテラスの左端の一角に掛けられています。ホテル シュバイツァーホフという立派な名前がついています。

フラウビショフのブログ内『無趣味の園芸』でビショフ家のテラスの雑草のことを書きました。

ヘアビショフが、鉢に生えた雑草をそのままにしているのは、理由があったのです。在来種の草花は、在来の昆虫達の生活に必要なんだそうです。ヘアビショフは、散歩中に雑草の種を集め、持ち帰ってきて、その生育を試みるほどです。

晩秋になると、鳥の餌場となるバードハウスがテラスの中央に吊られます。

テラスの屋根中央の縁にコウモリの巣用のボックスが設置されています。取り付けてから一年以上経ちますが、まだコウモリさんたちが住んでくれる様子はありません。

テラスの右端の壁には、ライブカメラ付きの巣箱が設えてあります。ヘアビショフは、シジュウカラがその巣箱に住んで、ヒナを育てる様子を観察したいのです。

どうやら気に入ってくれたようで、シジュウカラのペアがその巣箱で巣作りを始めています。そのシジュウカラに、収穫を夢みているリンゴの花の芽を食べられてしまっていました。かわいそうなヘアビショフ。

建物の上空を赤トビがよく旋回しながら、獲物を探して飛んでいます。

ヘアビショフは、赤トビをおびきよせたくて、鶏肉の首の部位をテラスのフェンス上に置いて、その肉をさらっていくのを待ち構えたりしています。

近くにある自然保護区域は湿地帯で、小さな沼があります。愛犬マックスと散歩していると、カモやオオバンやアオサギがいるのを見かけます。

その沼には、カエルも生息しています。繁殖期になると、風向きによっては、テラスまでその鳴き声が聞こえてきます。そのカエルを目当てに、家のテラスの20メートル先くらい、目の高さより少し上をコウノトリが優雅な様子で飛んでいくのをよく目にします。

獲物や枝をくちばしに挟んで飛んでいるのは見かけますが、白い布の結び目をくちばしにかけて赤ちゃんを運んでいるところはまだ見たことがありません。

ちょっと詩的にこのお話を締めくくりました。

ブログに遊びに来てくれて、どうもありがとうございます!

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

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