スイスライフ

うずらの卵とビーツの関係

Grüezi! グリュエッツィ!これはスイスドイツ語の こんにちは!です。

ビーツジュースのことを以前書きましたが、またビーツがらみのことを綴ってみたいと思います。

地域の農家や小さな生産者の作物や商品を予めネットで注文して、木曜の夕方ピックアップするというシステムの、いわゆるオンライン市場(いちば)があります。

地産地消の精神良いなと、存在は知っていましたが、今週やっと利用してみるに至りました。

そのオンライン市場でフラウビショフはうずらの卵を注文しました。

一年に一度以下の頻度ですが、ピンクの卵ピクルスを作りたい気分だったからです。

遥か昔、マガジンハウスの雑誌『オリーブ』に載っていたレシピで中学生時代に作ったのが最初の作品。そのレシピでは、ニワトリの卵でしたが、うずらの卵で作るとまたかわいらしいのです。

卵の白身をフーシャピンクに染めるためにビーツの袋パッケージや缶に残る液を使います。ビーツ液の量の加減で もちろん ほんのりピンクも可能です。

『オリーブ』のレシピはもう失くしていて、作りたくなった時、クックパッドをさっと参考にしたりします。

今回は、非常に手を抜いて作りました。ビーツ液に白バルサミコ酢とひとつまみの塩にレモン汁、水を加えたものにゆでた卵を放り込んだだけ。漬け込む液は、ちょっと甘酸っぱい味になっていれば良しとしました。

甘さ控えめの寿司酢を作って漬け込むのも簡単な方法です。

本来は、クローブやローリエも使用して、正しい対比の酢や砂糖の量で保存できるよう作るところですが、今回はもう夕飯のサラダに登場予定なので、いい加減中のいい加減。卵と液をいれたガラス瓶を冷蔵庫で2時間も置いておけば出来上がり。

ビーツが入っていた袋からガラスの瓶に液を集めている様子ですが、ビーツの袋がまるで輸血バッグのようではありませんか。手前にちょこっと映っているビーツが、移植用の臓器のように見えてきます。

前回も書きましたが、ビーツはその豊富な栄養素ゆえ、食べる輸血なんて表現されているのも見たことがあり、そのイメージが目の前で偶然に再現されましたよ。食べる輸血は、あくまでも比喩ですので、ご注意くださいまし。

ピンクに染まった卵は、グリーンサラダに良く映えます。オードブルのお皿に添えれば華やかに、女の子のお弁当はキュートになります。卵を切ってみれば、断面のピンクと黄色がまたかわいい。

ネット上だったか、お料理雑誌だったか、お節料理のお重箱に詰めてある絵も記憶にあります。白たまごピクルスとビーツ卵ピクルスの紅白がおめでたくて晴れな感じ。

大きさの割に、ちょっと値がはるうずらの卵なので、ほんとにたまに作ります。その分気分が揚がります。

読んでいただいて、ありがとうございます。

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

POSTED COMMENT

  1. hanae より:

    オランダにいます。インスタのフォロワーさんに、ビーツの葉とうずらの卵、ニンニクを料理せよと勧められ調べたらこちらに辿り着きました。ピクルスは新しいです。やってみます。ありがとうございます。

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