スイスライフ

手動エアコン スイス式

グリュエッツィ! スイスリーベのフラウビショフです。残暑お見舞い申し上げます。一日中エアコンが必要な日本。つけていないと何もできないし、眠ることもできません。

ここ山国スイスでは、一般家庭でエアコンがないことが普通です。幸いにも、なくて大丈夫なんです。

チューリッヒは、東京に比べたら高緯度に位置し、気温も湿度も低いため、それだけで過ごしやすさが違います。

それでも温暖化の影響で、年々最高気温が30℃を越える日々が続くようになっています。暑さに慣れていないスイス人には大変なことです。

でも巧く対処すれば、室内で過ごす分には快適に過ごせるんです。

今日は超具体的にどのように『手動エアコン』しているのか、レポートしたいと思います。

こちらがある夏の朝午前8時のビショフ家のウェザーステーションの状況です。

屋外は18.9℃、室内は20.7℃。この時間は家中の窓を開け放ち、屋外の冷たい空気を部屋に取り込んで、室内をできるだけ冷やします。

ちなみにこの週のチューリッヒの天気予報はこんな感じです。非常に乾燥していて、山火事警報でスイスの地図全体がオレンジ色に。今年は芝生の半分以上が枯れた状態になっていて心配です。

さらなる手動エアコン対策として、屋外の温度が室内の温度より高くなる前に、全ての窓を閉め、日が入ってくる方向に面している窓のシャッターを下ろします。ビショフ家は朝から寝室に日がはいってくる立地なので、その面のシャッターを下げ、昼間は寝室は真っ暗です。なのでその写真が取れません。汗

我が家は、西日が入ってくる家なので、午後の早い時間までならリビングの庇はおろさなくても大丈夫です。

さあ、午後3時近くになると30℃を越えました。まだ室内は、23.4℃を保っています。テラスの照り返しを避けるために庇を完全に下ろします。室内は薄暗くなってしまいます。

夜7時で屋外33.7℃。本来なら夏は庭やテラスやバルコニーでお肉やソーセージ・野菜をグリルして楽しむのが大好きなスイス人。しかし、この夏は暑すぎるみたいです。少なくとも、ヘアビショフは、この気温ではテラスで夕食をする気になれないそうです。

夕食を済ませて、愛犬マックスと散歩に出かけます。理想は8時くらいですが、それではまだ外が暑すぎな日もあります。

屋外の温度がそこそこ下がってきたら、家の窓を全て開けて眠りにつきます。

まとめますと、スイス式手動エアコンとは、寝ている間と朝に屋外の冷んやり空気を住まいへ取り込み、日中は窓を閉めその空気を逃がさないようにし、さらに部屋に入ってくる日光を庇を下ろし避けることで室内温度が上がらないようにします。

これができるのは、1つに最低気温が10℃代半ばほどにもなること、もう一つはスイスの高気密住宅にあるのだろうと思います。厳しい冬の寒さに対しても建物の気密性が高いことは重要なのです。

さて、休暇を山で過ごしたご近所さんによれば。氷河の融解が止まらないと言っていました。いつまでもエアコン無しで過ごせるようするにはどうしたらよいのでしょうか。

最近の新聞に緑地面積を考慮しない都市計画がチューリッヒ市内の温度を上昇させているという記事を目にしました。

官民一体で、温暖化に立ち向かわねばなりませぬ。しかしこの小国だけの努力では限界があります。でも、あきらめてはいけない問題です。

今日も、ブログを読んで頂いて、有難うございます。

 

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

POSTED COMMENT

  1. chibi より:

    スイス式エアコン!知りませんでした。とても工夫されていて、素晴らしいエコの知恵、と思いました。山の氷が溶けていること、遠い国の話しではなくて、地球は一つしかないことを真剣に向き合う必要があること、考えさせられます。本当にどうすれば良いか、投げかけてくださりありがとうございます!また楽しみに訪問させてください。

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