サリュー スイスリーベのフラウビショフです。皆さま、どんなゴボウ料理が好きですか。
フラウビショフは、母のお節料理の昆布巻きのなかに入っていたもの、たたきゴボウ、けんちん汁や豚汁にはいっているゴボウなんかが好きです。
主役ではないけど、さりげなく存在感のある野菜だったのだな、と手に入らない状況になって有難さを感じます。
ところ変われば品かわるで、ゴボウのようでありながら、ゴボウでない根菜がここスイスにあります。その名は、シュバルツヴルツェル、直訳して黒い根です。
Wikiで調べたところ、植物分類上は日本のゴボウとは異なる属ではありますが、西洋黒ゴボウという名前でヨーロッパで食される根菜とありました。
一見、とても似ていますが、ゴボウより太くて短めのものを目にします。ゴボウのような香り高さはないかわりに、なんとも言えない甘さがあります。食感は、ゴボウより柔らかで、最初の見た目からは想像できないエレガントな美味しさです。そのへんが白アスパラガスをおもわせる味わいと言われた所以でもあるのでしょう。
シュバルツヴルツェルには土がついています。先ずよーく洗います。
皮をむくとすぐ変色を始めますし、切り口からは液がわき、粘りを出します。手早く下ごしらえをする必要があります。酢水につけるとも聞きますが、栄養をもらさず頂きたい気持ちが勝って、めずらしくテキパキ調理しています。
写真は、一番シンプルかつ一番おいしい食べ方なのではと思っているバター炒めです。バターをフライパンに溶かしてヴルツェルをさっと炒め、塩をふり、火を止めてから多めの刻んだパセリを絡めます。太さにもよりますが、ものの2,3分で出来上がりです。
フラウビショフはたたきゴボウにした時もありますし、ヘアビショフはスープを作りました。Wikiによれば、ホワイトソースやマスタードソースで頂くとあり、次回はグラタンにしてみようと思います。もうおいしいこと間違いなしの予感です。
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