グリュエッツィ!スイスリーベのフラウビショフです。
鈍感なのか、別に歯医者さんへ行くのは、億劫ではない、フラウビショフ。あの椅子に座ると、「全てお任せします。煮るなり、焼くなり、好きにしてください。どうぞお手柔らかに。」と気持ちは即、そんなギアにシフトできます。
さて、春になると、マックスに予防接種のお知らせが来て、動物クリニックに行くのが年中行事です。
今年の予防接種には、ヘアビショフがマックスを連れて言ってくれました。一度接種後ヘロヘロになってしまったことがありました。普通な様子のマックスを見て安心していると、
「マックス、歯石取りをしないとならない。月末に予約してきたよ。」とヘアビショフが言います。
小型犬は、中型・大型犬に比べて長生きなので、特に歯や歯茎の健康は大事だと聞きます。
マックスの歯は、奥歯の茶色い汚れがかなり目立ち、ちょっと口臭もあるかなとは気になっていました。いままで、まだ、大丈夫ですが、いつか歯石取りしましょうね、とは言われていたのです。その時が来たのでした。
麻酔をして、超音波で歯石を除去するとのこと。ふんふんと聞きながら、麻酔しないと、まず できないよね。じっとしていられないし。と納得。
「費用600フランだけど、仕方ないよね。」とヘアビショフ。
フラウビショフは、聞き間違うようなドイツ語ではないのに、興奮して「ゼクスフンダート(600?)?ゼクス(6?)って!」叫んでしまいました。日本の物価で言えば、3万円くらいです。
麻酔をして、ほとんど手術のような、半日入院みたいな状態だから、高いと聞いていました。恐ろしいので、いくらぐらいか把握することを無意識に避けていて、情報は持っていません。
ちなみに、私の歯の定期歯石取りで、30分程で160フラン。これは、とてもリーズナブルな価格のようです。スイスでは、歯の治療・定期健診・歯石除去では通常自費で、保険は効きません。
マックスの寝る前のお散歩に出るとボロンカのチェリーナちゃんと飼い主さんに会いました。彼女とは、犬の健康・しつけ・餌などよく情報交換をします。彼女のほうが、育犬に熱心でいつも教えてもらうと言うほうが正確です。
さっそく、歯石取りのことを話すと、チリちゃんの場合は250フランくらいだったと、その動物クリニックに聞いてみてはと勧めてくれました。
結局、マックスは、チリちゃんのお世話になっている動物クリニックでめでたく歯石を除去することができました。
麻酔が70フラン、超音波除去が140フランと、口腔内の菌を抑える抗生物質とその後の胃と腸を保護するお薬代がちょっとプラスされた程度でした。
家には車がありません。ヘアビショフが素晴らしい状況判断をし、タクシーを手配しておいて、無事に帰宅しました。
マックスは、麻酔でヘロヘロで、おしっこがポタポタと漏れてしまう、痛々しい姿。おじいちゃん犬になったら、こんな風になってしまうのかなとちょっとおセンチな気持ちになったフラウビショフ。
麻酔が完全にとけるまで、静かに見守りました。時間が経つと、いつものマックスに、しかも歯のきれいなバージョン マックスになりました。
こんな感じです。下の前歯部分です。奥歯の撮影は、うーん超難関でできませんでした。
後日、母にマックス歯石取り話を語り、(スカイプで)
「はっきり言って、犬ってほんとにお金かかるのよ。でもね、マックスが健康なら、私は着た切りすずめ でもいいの。」と言いました。
母は、この発言がかなり可笑しかったらしく、本気で笑っていました。犬バカと思ったのかしら?
なんだか、お金の話ばかりしてしまいましたね。
今日も読んで頂いて、ありがとうございます。