母親から、「あんた 宇宙人みたいで、やんなっちゃう。」とぼやかれていたフラウビショフです。
その時分、引越しや新しい環境になじめなく、なんとも力がでないフラウビショフにかわって、つれあいが『プードルを探せ』プロジェクトを推進してくれました。スイスプードルクラブのホームページから候補のブリーダーさんを選びだしました。。
ホームページの繁殖状況のページでは、提供できる子犬、妊娠中の母犬、繁殖可能な雄犬のリストが掲載されています。
被毛の色、両親、肩高、遺伝性の目や膝の病気をもっていない検査をした証明などの情報がわかります。
私たちは、色は黒、大きさはミディアムかミニュチュアの犬を対象に探しました。
あるブリーダーさんを訪問すると、たくさんの子犬が興味深々で尻尾をふってよってきて、「なんだろう、この人。遊ぼう、遊ぼう。」とでもいうように、私のズボンをひっぱたり、足にじゃれついてきます。
こんなかわいらしいものが自分のものになるなんてと舞い上がりました。
見学した結果、マンションも広くないし移動に都合が良いということから、ミニュチュアクラスに方針は絞られました。被毛は、茶色でよしとしました。
このクラスは、一度の出産に対して1.2頭の子犬だそうです。飼いやすい大きさのため人気があります。
まだ母犬のお腹の中にいる犬を予約しました。
ブリーダーさんは、誇らしげに母犬ニラの子宮の超音波写真を見せてくれました。まるで人の妊娠のようです。前回は、帝王切開だったと聞いていました。
そのニラは、2015年1月15日に2匹のオスを無事に自然分娩で出産しました。
兄は、169g、弟は59gの大差で生まれてきました。生まれたては、写真のとおり、まだ犬だか、猫だか、ネズミだかわからん、みたいな感じです。
引き取る前から、私の匂いを覚えてもらうほうがいいと、3回程子犬に会いに行きました。会うたびに、どんどんかわいくなっていくようです。
3頭身くらいで、両手に収まるくらい小さくて愛くるしいとはこのことです。よちよち歩きしたり、まだおぼつかないあしどりで、転んでしまったり。
つれあいのカメラに好奇心をあらわにして、かじろうとしたりします。わんわんと一丁前に吠えたりもします。
目じりがさがりっぱなしのフラウビショフでした。
スイスでは、子犬の生後11~12週くらいで新しい家庭に迎えます。
さあ、プードルベビーのためのグッツを準備し、その頃まだ法律で定められていた飼い主必修のコースも受講して、さあ我が家へウェルカム!
読んでいただいて、ありがとうございます。