グリュエッツィ スイスリーベのフラウビショフです。私、かなりのサンドイッチ好きです。
日本橋で勤務していたときは、デパ地下のサンドイッチ屋さんの常連でした。地下鉄の駅売店を、お肌のためにフレッシュジュースでビタミン補給や、サンドイッチで小腹を満たすためによく利用したものです。
さて、三角サンドイッチはスイスで売られはいますが、全く主流ではありません。数枚にスライスされたパンにはさんだサンドイッチより、一個のパンを半分に切って、一個のサンドイッチにしているものが多数派です。
スイス各地に伝統的なパンが存在し、その同じ産地の特産の干し肉やチーズをサンドイッチにすれば、その組み合わせに間違いはありません。
フランスでクロワッサンと呼ばれるパンは、ここスイスではギップフェリと呼ばれています。そのギップフェリを横に切り、その間にエッグマヨネーズや、ハム類を挟んだサンドイッチにすることもあります。
昨日のフラウビショフのランチは、シュプリングリのドライトマトパンのアボガドとフムスのサンドイッチと人参サラダです。このサンドイッチに一年前くらいに出会ってから首ったけなんです。
フラウビショフの経済観念からすると、少しお高いサンドイッチです。8.5フランは、今フランが116円半ばなので、約1,000円!給与が、日本の2倍の感覚だからスイスに住んでいれば約500円感覚です。
さあ、そのサンドイッチの魅力とは。パンは、生地にドライトマトを練り込んで焼き上げたものです。たいていのものは、サラダにしろ、パスタにしろ、ドライトマトを使用するととたんに美味しくなってしまいます、とフラウビショフは思います。もうそのパン自体が、奥深い味わいがあります。
フィリングは、フムスの存在は目ではよくわかりませんが、ダイスにかっとしたアボガド、甘酸っぱい人参とキャベツのコールスローサラダです。パセリと、さらに刻んだドライトマトも見られます。人参は、オレンジと黄色のものを使って彩も楽しく。
アボガドのクリーミーさ、フムスのゴマの香ばしさとクリーミーさ、サラダの甘酸っぱさ、ドライトマトの乾燥させたことから来る凝縮されたトマトの甘み、うまみ、酸味の滋味深さ、それらが一体となって、口福を感じる大満足の美味しさです。
サンドイッチの隣にある人参のサラダは、いわゆるキャロット・ラぺですね。シュプリングリの定番サラダとのこと。フランスのキャロット・ラぺのレシピと違うところは、スイスのものには、生クリームも加えてあることです。
空腹時に、読んだ方ごめんなさい。私も、昨日のお昼のことを次の日の遅い午前中に書いていて、口の中が激しい垂涎状態にあります。
読んで頂いて、どうもありがとうございます。