サリュー スイスリーベのフラウビショフです。
唐突ですが、日本って羊を見かけませんよね。不思議に思って、ネットで調べてみたら、日本の湿度の高い気候が羊の牧畜に向いていなかったとありました。
スイスへ来たら身近にいるので最初はびっくりしたものです。
結婚当初は、チューリッヒ市内に住んでいたので、まわりはそれこそ東京のように建物ばかりの地域でした。
それでも、チューリッヒ中央駅から列車が走りだして、数駅すると立ち並ぶ住宅の間や、線路のすぐ脇の草地にとつぜん羊や山羊を見かけたりして驚くのです。
「ちょっと 今 羊がいたよ!」となんだか感動して、ヘアビショフに伝えたものです。
今住んでいる場所は、中央駅から急行で15分程。それでも近所に羊さんが出没します。
ここが自宅から200mくらいの羊さんの仕事場です。住宅街がきれて、雑木林の入り口前のなだらかな草地です。羊さんがいない時の写真なのでちょっと迫力にかけますね。
ここの羊さんたちの鈴の音が、風にのって家のテラスで聞こえたりします。
こちらは、400mくらいのところのスーパーマーケット ミグロスの駐車場と線路の間の三角形の草地の羊達。子羊もいます。
羊さん達は、実はれっきとした草刈り隊なのです。ちょっと変則的な形や勾配があっても「おいらたちにはお手の物!」と、きれいに草を食べてくれます。
与えられた使命を果たし草地がすっかりきれいになると、「ふっ、俺たちには未練は似合わねえ。また次の草地で仕事を片付けるまでよ。」と、言っているかは定かではありませんが、また次の草が生い茂る場所へ移動します。
「今 仕事中です。」って、顔で見られてしまいました。
少しほのぼのしていただけましたか。
読んでいただいて、ありがとうございます。