グーテンターク! フラウビショフです。
マックスは、知っている犬以外にけっこう吠えてしまう犬です。去勢手術後、この傾向がひどくなっていました。
ある時、ヘアビショフが、犬を一日預かってくれる『犬の群れ』の情報を仕入れてきました。ある飼い主さんと雑談していて、その方が自分の犬が犬の集団の中で過ごす時間を故意に作っていると話したそうです。
『犬の群れ』は、ある女性が提供しているサービスで、日中複数の犬の面倒をみてくれます。
Hunderüdel(フンデルーデル)というドイツ語を直訳すると、『犬の群れ』になりますが、ちょっとかたい感じですね。
犬の祖先、オオカミは群れで生活する動物です。そこから来ている発想です。
ヘアビショフは、マックスもほかの犬といる状況を作ったほうがいいのでないかといいと考えました。そうしたら、ほかの犬への過剰反応が収まるのではないかと。
さて、試しに週一回マックスをお願いすることにしました。
朝9時までに連れて行き、5時過ぎにはピックアップできます。
日中は、世話役の女性が、犬達をバンに乗せて、群れでの散歩に適した森や山まで行き、自然の中を歩いてくるのです。
朝は、だいたいヘアビショフが連れていってくれます。
夕方は、私が仕事帰りに立ち寄って、引き取るパターンです。
朝、『犬の群れ』の近くのバス亭を降り、自分が預けられるというのがわかったマックスは、行きたくないと、脚をつっぱります。まるで登校拒否のような態度です。
マックスを預けて、私が立ちさろうという時は、「おいてくな~!」と文句を言うかのように吠えるマックス。
引き取りに行けば、私の顔を見て、ワンワン ワンワンの大騒ぎです。
まだ、たくさんの犬たちがいます。大きな子たちもいるし、小さめの子たちはそんな子たちで固まっていたり。私が入ってきたことで吠える子、飼い主さんが早く来ないかなとでもいうように、人待ち顔の子。
ふと、私って何だかお仕事帰りに子供を保育園に迎えに来たお母さんみたいって思いました。幼稚園や保育園に子供を入れる理由の一つは、社会性を身に着けるためですよね。
今日は、どこそこへ行ってきたんですよ、とお世話をしてくれる女性が報告してくれます。ヘアビショフには、散歩の様子の写真も届きます。
犬のレインコートも受け取って、外へ出て「マックス、今日は楽しかった?」と聞いても、そんなことわかるはずもなく、マックスはおしっこする場所を探すことに集中してます。
たくさん運動してきたマックスは、いい具合に疲れています。
『犬の群れ』に言ってきた夜のマックスは、夢を見て、寝言を言ったりすることが多いです。まるで、子供が日中のできごとを、夢の中で消化しているみたいです。これも、子供と犬って、似ているなと思う点です。
読んでいただいてありがとうござました。