スイスライフ

4つの公用語があるスイスの商品の表示

フラウビショフのスイスリーベに、ようこそ!

スーパーや市場での食料品の買い物は、大好き。ショッピングモールやアウトレットなどでの買い物は、かなり苦手なフラウビショフです。

今回は、小さな日常の場面である、日々のお買い物で、ちょっと日本と違う! というスイスの一面をご紹介します。

スーパーマーケットでの食料品や日用品の購入、生活の一部ですよね。日本でなら、実家でいつも使っていたからとか、コマーシャルや売り場で得た情報や経験をもっていることから、無意識に、あるいは自然にどんな商品かの感覚があります。

チューリッヒに住み始めたばかりの頃、ここでの、そんな感覚がなかったので少々買い物に苦労しました。土地勘が無い感じに似ています。あるいは、よく行くスーパーマーケットやコンビニだと、目指すものがどこにあるかわかっているけど、そうでない場合に時間がかかってしまうような感覚です。

それにくわえて、ドイツ語のボキャブラリーが少なかった時は、横文字を読むの面倒くさいって気分になる時もありました。

読んで確かめようとすると、パッケージには何やらかなり文字数が並んでいるではありませんか。ここまでは分かるけど、この行から雰囲気違う!良く見ると、ドイツ語・フランス語・イタリア語で商品名が記されていたのです。

今は、もちろんフランス語とイタリア語は無視して、ドイツ語の商品名で確認します。

スイス国内で一番人口が多いのが、ドイツ語を使う人たちです。次が、フランス語。なのでドイツ語とフランス語だけの場合もあります。あとは文化の影響なのではないかと推測しますが、商品がイタリアらしかったり、イタリア語圏の人が買いそうな商品は、ドイツ語とイタリア語で表記されていたりします。

商品名のほか、原材料・使用方法・保存方法・注意事項なども3言語で表記されています。

ロマンシュ語は、少し特別なので、別のストーリーで触れたいと考えています。

スイスの生活になれて、余裕がでてきた現在は、その表現の違いを楽しんでいます。

ドイツ語は、単語をつなげて長い一つの単語にしてしまいます。そして、どんなヨーグルトなのかの情報が先に表現されています。

フランス語とイタリア語は、ラテン語族なので、よく似ていることがあるように思います。最初にヨーグルトであることを表し、後ろに説明を並べていきます。

羊乳のヨーグルトの写真の文字、読めますか。上段のドイツ語は、Schafmilchjogurtで、日本語の発想のような順番で、羊(Schaf)・乳(milch)・ヨーグルト(jogurt)と分解できます。

その下にあるイタリア語だとYogurt di latte di pecoraで、ヨーグルト、乳、羊で順番がかわりdi でつながっています。レオナルドディカプリオのディですね。おなじみイタリアのミルクコーヒー カフェ ラッテでラッテが通常牛乳ですよね。

裏側の原材料情報にあるフランス語で、lait de brebisは乳、羊の順で、deでつながっています。これまた、カフェ オ レで、フランス版ミルクコーヒーのレでご存じですよね。

さらに そうか 羊はイタリア語でpecora、羊のチーズをペコリーノチーズって言うもんねえ、という発見が楽しいのでした。

オレンジジュースやビール、トイレットペーパーも今は独・仏・伊語でわかるようになりました。旅先で通じて嬉しいと思うときもあれば、発音が良くないせいで伝わらない場合もあります。

いかがでしたか。またのご来場をお待ちしております。ありがとうございました。

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

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