スイスライフ

さしすせソシソン

ボンジュール スイスリーベのフラウビショフです。

皆さんは、どんなソーセージがお好きですか。子牛の白ソーセージ?農家風豚肉のもの?チリペッパーで辛くしてあるソーセージ?ハーブがたくさん混ぜ込んてあるもの?

今日は、ヴォー州のソーセージ、ソシソンヴォドワーズのお話です。

ヴォー州は、フランス語圏の州で、西側はフランスに接し、三日月型のレマン湖の弧の上側に位置しています。

州都はローザンヌで、ユネスコ世界遺産のラヴォー地区の延々と続く壮観な葡萄畑や、ネスカフェのネスレ社の本拠地もこの州のヴヴェイという街にあります。ジャズフェスティバルで有名なモントルーも忘れてはいけませんね。

モン・ブランはフランスの名峰ですが、スイスのヴォー州側からの眺めが美しいと言われています。

とってもスイスなことに、この州名を、フランス語Vaudでヴォー、ドイツ語でWaadtでヴァートと違う表現をするんです。フラウビショフ 最初は、同じ州だとは思いませんでしたよ。

そうなんです、Saucissonソシソンは、フランス語でソーセージのこと。ドイツ語では、Wurstヴルストと言います。イタリア語だとサルシッチャですよ!同じものをドイツ語やフランス語やイタリア語で表現する時があるので、思考が停止しがちなフラウビショフは、よく混乱するのでした。

さて、ソシソンは豚の腸に豚肉と脂肪を詰めたヴォー州の伝統あるソーセージで、歴史は中世に遡ります。ソーセージを燻製したら、お肉の美味しさの長く保てることを発見したそうです。

写真のものは、400gあります。冷製・温製どちらもいけて、特に温製のレシピは多彩です。茹でる、煮込む、パイ生地に包む、くずして挽肉のように使うなどバラエティに富んでいます。

ご当地では、季節を問わずテーブルにのぼるのかもしれませんが、ビショフ家では冬に1回か2回くらい登場する感じです。今回は、定番のポロ葱とジャガイモのクリームソースでいただきました。

スモークされた奥深い香りと強めの塩気のソシソンは、やさしい甘さのポロ葱とほっくりジャガイモと相性抜群です。

今回は、ビールを飲みましたが、次回はラヴォー地区のワインを合わせてソシソンヴォドワーズを頂きたいと思います。

読んで頂いてありがとうございます。

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です