グリュエッツィ!スイスリーベのフラウビショフです。
ルバーブという野菜ご存知ですか。大柄なフキのように見えますが、フキ家族ではなくタデ科の植物だそうです。赤い茎が目に鮮やか、味はそのままだととっても酸っぱい。
フラウビショフが、初めてルバーブの存在を知ったのは、ロンドンのホストファミリーの朝食です。ルバーブ味のヨーグルトがあったのです。爽やかな風味が印象に残りました。
スイスに嫁に来て、ヴェーエ(Wähe)というパイをよく食べるようになりました。下が生地、具が卵とミルクや生クリームとともに焼き上げられます。
季節のフルーツの具の甘い系と、これも季節の野菜・キノコ・チーズ・ベーコンなどが具の塩系があります。
生地は、フルーツの場合は甘いビスケットっぽく仕上がるタイプ、塩系の場合はサクサクのパイ系の生地で作ることが多い気がします。
フルーツはヘアビショフが、塩系はフラウビショフが自然と担当することになっています。
このヴェーエを始めて食べた時、見た目の印象と違ってちょっとがっかりした記憶があります。
外観からカスタードベースを期待してしまったんです。食べてみると、フルーツのキッシュという味なのです。超素朴な味。
その時は、肩透かしをくらった気持ちになりましたが、今ではヴェーエは、こういう物なんだ、あっさりしていてたくさん食べられると思ってます。
カソリック家庭だったヘアビショフは、肉を食べない金曜日の晩のご飯がよくヴェーエだったそうです。
今、我が家では金曜の朝市で出盛りのルバーブを買ってきて、5回目のルバーブヴェーエを食べたところです。
ルバーブの季節が終わったら、アプリコットとブラムの出番になります。
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