まきおは、カウンターのいつものお気に入りの席を陣取った。冷えた白ワインを片手に、まきおはオープンキッチンの中で作業するコックたちを観察する。無駄のない、てきぱきとした動作で仕事をするコックたちに感心しながら、オーダーした料理が運ばれてくるのを待つのは至福の時だ。まきおは、今日一日起こったことを反芻してみる。
あらあら、これはフラウビショフのスイスリーベです。ふざけて、小説風に始めてみました。マックスには、いくつも呼び名があり、まきおはその一つです。
ソファから頭を出している黒っぽい小さな物体。写真は、フラウビショフがマックスのご飯を作っているところを、ソファからじっーと監督しているマックスです。
マックスの視線の先はこんな感じです。
マックスのご飯は、リンゴやニンジンなどの野菜が混ざった挽いた生肉に、乾燥したお米にこれも乾燥した野菜やハーブがはいったものをお湯で戻して混ぜたものです。タルタルに、お米を混ぜたみたいに見えます。
お肉のミックスは一食50gで、同量くらいの戻したお米を、朝晩食べています。
ラブラドールなんかだと、一瞬で掃除機が吸い込むように食べてしまうかもしれませんが、マックスは少しずつよく噛んで食べています。食べ終わったお皿は、洗ったようにきれいに舐めてあり、ピカピカです。
動物クリニックのフードアドバイザーさんから勧められ、夕食後に棒状のなまの人参を齧らせています。歯磨き代わりで、歯石の付着の防止になるとのことです。マックスは、前足で上手に人参を抑え、ポリポリと音を立てて人参を齧ります。
さあ、今度は人間たちの夕食の番です。犬の社会では上位のものが先に餌を食べるそうです。そのため、飼い主の食事より先に犬に食べさせると、犬が自分のほうが偉いと思ってしまうという意見もあります。でもビショフ家では、マックスに食べさせた後、ゆっくり夕食をとります。
ほかの様々な状況から、マックスは、群れのリーダーはヘアビショフであり、もしかしたらフラウビショフが影のリーダーかもしれないとちゃんとわかっていると信じます。
ブログを読んでいただいて、大変感謝しております。