グリュエッツィ スイスリーベのフラウビショフです。タイトルからお察しでしょうが、今回も またまた食に関してのお話です。
フラウビショフは、日本人ですが、ある時はアジア人とまで守備範囲を広げて、タイやベトナム、韓国料理もゲストにふるまうことがあります。
ここのところ、夕飯に呼んだ友人たちに前菜として手巻き生春巻きを用意して、予想以上の大好評をいただいています。
ドイツ語で、揚春巻きがフリューリングロール(春巻き)、生春巻がゾマーロール(夏巻き)ということにスイスではなっておりまして、ちょっと季節外れな感ですが、そこは目をつぶって…。
実は、この生春巻き、スイス人の友人のアイデアを拝借しました。年に一度9月に『女達の夜』という夕食会を催している友人のもの。
過去2回、3回、この生春巻きを友人がふるまってくれて、この夕食会で大うけなんです。
巻く具材として、ニンジンやキュウリ、レタスを細く切ったもの。エビに、焼いたささみ、ベジタリアンも考慮にいれて大豆由来の鶏肉風。もやしに春雨、そして砕いたピーナッツ。ミント、コリアンダー、ディルなどの具がテーブルに用意されています。
各自がライスペーパーを水にくぐらして、自分の皿に敷き、好きな具を好きなようにのせて巻きます。
スイートチリソース、オイスターソース、ポン酢等、数種類のソースも用意されていて、自分で巻いた生春巻きに好きなソースを付けて頂きます。
人を招くと、寿司が期待されているのはひしひしと感じるのですが、それも一巡した感があり、ここでちょっと目新しいことをしてみたいと思いたち、この生春巻きを我が家でもお出しして見ました。
市販のスイートチリソースは、量が多くて、冷蔵庫にずっと居座らせることになるのも嫌だなと思い、ベトナムの甘辛ソース ニョクチャムを自分で作ります。簡単ですよ。
ベトナムの方からしたら、正統でないとおもわれるでしょうが、しょう油とゴマ油と唐辛子の韓国風のタレも変化を楽しめるように添えました。
時間があれば、ニンジンはなますにしておくとさらに美味しく。全体の具材の写真では、スイス製木綿豆腐を塩・胡椒・ニンニクパウダーをまぶしてゴマ油で焼いたもの。
毎回 大盛況なんです。
お客様はライスペーパーを扱うのは、ほとんど初めて。欲張って、具をたくさん置いてしまう人。ペーパーに穴が空いてしまったり。誰のは上手だ、誰のはひどいとか。
そんな風に、ワイワイ言いながら、好きな具を自分で巻くところをとっても楽しんでくれます。
毎回、面白いほど、喜ばれ、フラウビショフ 調子に乗ってしまいます。
ほとんどの人が、自宅でもやってみたいと言い出し、お招きした翌日にソースのレシピをメールで送っています。
これはサラダ。サラダをライスペーパーで巻いて、アジア風のドレッシングで食べるってことだから、サラダに会う材料なら何でも巻いてね、というメッセージも添えてます。
ある友人は、手巻き生春巻きを家族のクリスマスディナーの前菜にすると言い出しました。
伝統的なクリスマスの食事に、生春巻きでいいのか、うまく行くかしら と少し疑問に思っていたフラウビショフ。
食事の翌日の25日には、手巻き生春巻きにお子様5人の大家族で盛り上がって大成功だったと電話をくれました。
大分以前にあげたレシピ、生姜とゴマが効いた三杯酢もソースのチョイスに入れたそうで、なんとも嬉しいではありませんか。
そんなお知らせに、とても気を良くしているフラウビショフです。
まだ、しばらくは手巻き生春巻きをゲストにふるまい続けてしまいそうです。
フラウビショフのブログにお越しいただきありがとうございます。