サリュー スイスリーベのフラウビショフです。
犬を飼ってから、散歩の時の避暑・防寒・雨対策などで、お天気を気にするようになりました。以前は、私のいるところはいつでもお日様がでてるくらいに思って、お天気のことなんか気にしたことはありませんでした。インドア派だったから、天候の影響がなかったとも言えますが。
今日は、気象のお話です。日本では、中国からとんでくる黄砂という現象があります。母が、お掃除が大変となげいていた記憶があります。
さて、それは2月の初旬でした。外の景色をみると、不思議な空の色です。薄くオレンジがかっている?でも夕焼けのそれとは違う。なんとも形容し難く、おかしな空気感。午後の早い時刻なのに、もう夕方になってしまった感じで、妙な気分です。
「こんな天気 嫌だよ。頭がおかしくなりそうだ!」とヘアビショフが言い出しました。確かに、なんだか感覚が狂うような気持ちになります。
「私もただの曇り空じゃない気がしてた。なんだろうね。」とフラウビショフ。
「良かった。自分だけじゃなかったんだ、変に思ったの。」と少し安心するヘアビショフ。
「そうだ、これサハラシュタオブだ!」と気が付いたヘアビショフ。友人からWhat`s upで「サハラシュタオブ来てるね。」と受信があって、さらに安堵を深めたヘアビショフ。
シュタオブ(Staub, der)は、ドイツ語で埃、ちり、粉塵、花粉などを意味します。サハラの埃。日本は黄砂だけど、ヨーロッパではサハラの埃なんだ。はるばるアフリカ大陸から埃が届くなんて、なんだかロマンがあるなあと思いました。
さくっとウィキしてみると、本当に壮大なロマンでした。
サハラ砂漠は、毎年約5億トンの粉塵を生み出しているそうです。その粉塵の微粒子にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれていているそうです。そのミネラルは、地球の広範囲に渡る自然界で大事な役割を果たしているそうです。例えば、大西洋を越えてアマゾンの熱帯雨林にまで届き、森林の大切な栄養源にもなっているとあります。
地球が、そんなつながり方をして、そんな活動をしているなんて、なんだかわくわくしてきませんか。もしかしたら、もしかしなくても、地理学や気象学って、分かると、とても面白い学問なのでしょうね。
読んでいただいて、どうもありがとうございます。