暖かい日が続いた2月後半の晩、マックスと外へでたらフレッシュな空気の中に芳しい花の香がするのに気づきました。暗いので視覚より嗅覚が敏感になったのでしょう。夜の闇で、花は見えなくとも、その香りで春の訪れの予感がするなんて詠んだ和歌などあった気がするけど思い出せないフラウビショフ。
さて、夕食を済まして後片づけをするとふつうの日は、7時半から8時を少し過ぎるくらいの時間です。
ヘアビショフは、よく夕食作りを担当してくれて、そこで力を使い果たし、お腹も満たされ、今日のタスクを終了です。
フラウビショフも夕食の後はまったりしたい気分ですが、マックスを一日の最後の散歩に連れていかなければなりません。
マックスは、私の犬なので責任は私にあります。散歩を先延ばしにすればするほど面倒くさくなるので、えいやっと玄関に向かいます。
秋から春の暗い夜には、マックスのアウトプットを探すために必要なヘッドランプを首に下げます。アウトプットを拾うビニール袋もポケットに突っ込み、マックスにリードをつけて、準備完了。
通りへ出るとすぐ、新鮮な空気を吸うのはこんなにも気分がいいと実感します。すれ違う人に、「Guten Abend. グーテン アーベント.こんばんわ。」と挨拶します。犬を通じて知り合った犬知人を見かければ、犬同士も挨拶を交わし心が和みます。
マックスが、小を済まし、大もしてくれると、ああっ、すっきりしたね、マックス!とうれしくなります。これで私もマックス自身も安心してぐっすり眠れると思えます。
夜の散歩は、早ければ15分以内、長くても30分はかかりません。短い時間ながら、夕食の腹ごなしをし、外の空気をとりいれた身体は、快眠につながる気がします。就寝前の素晴らしい小さな気分転換の機会なのです。フラウビショフは、マックスのおかげだ、マックスありがとう、と思うのでした。
散歩を開始する前に持ってしまうネガティブな感情、しなければならないという義務的なとらえ方を、もう止めることはできないものかなと反省するフラウビショフです。
読んでいただいて、ありがとうございます。