グリュエッツィ スイスリーベのフラウビショフです。暑さは、ワンコに大敵!って飼い主さんは周知していらっしゃると信じたい。
ちょっと驚いた地元のタウン誌で見た記事をお伝えします。
事件は、今年の6月末のお昼時のこと。市を管轄の警察官が、駐車中の車内にジャックラッセルテリアを発見。車の窓を叩き割って灼熱の車両からワンコを無事救出し、大手紙でもヒーロー扱いで取り上げられました。
72歳の飼い主の女性は、お昼時間に1時間半も、路上の駐車域の車内に犬を置いたまま、車を離れていました。
車内は摂氏50℃以上だったのではないかと推測され、ワンコへのお水の用意もなく、窓を少し開けておくなどの配慮もなされていませんでした。
この女性は、地域の裁判所から動物虐待の罪に問われ高額な罰金を科せられました。
罪状は、近隣にある屋内駐車場の空きを探しもせず、故意に、意図的に、夏の日の太陽の照り付ける屋外に駐車し、犬を車内に置き去りにした。犬の飼い主としては、高温の車内に犬を閉じ込めれば、犬は不要に過酷な状況に晒され、その身体機能が脅かされれるであろうことを考慮すべきであった。
2年の執行猶予期間付きの賠償金額は、21,600フラン、日本円に換算して、約3,150,000円。車が一台買えてしまいます!(1フラン=146円)
執行猶予付き賠償金の他に、5400フランの罰金と訴訟費用800フラン、計6200フラン、日本円にして約900,000円は、支払わなければなりませでした。
女性は何を考えていたのかと、不思議に思います。スイスでは犬連れOKなレストランがほとんどです。
スーパーマーケット、食品を扱う販売店には犬を連れて入れませんので買い物の間は外に犬を繋いで待たせたりすることもあります。
レストランでのお食事や食品の買い物に犬を連れて行きたくないのであれば、家に留守番させるという選択肢もありです。
1,2時間なら車に犬を置いていても、問題ないだろうと楽観的に考えてしまったのでしょうか。
この事件が取り上げられたことで、車内に犬を置き去りにすることへの危険に対する犬の飼い主さんの認識が高まることを期待します。
愛するワンコが熱中症になってしまったら、動物病院へ連れて行かなければならなくなってしまうかもしれない。ワンコは病院に行くの、あんまり好きではないですよね。飼い主のお財布にも響きます。
動物愛護への関心が高いスイスの一面をシェアさせて頂きました。
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