スイスライフ

ハイジたちのファッション

サリュー スイスリーベのフラウビショフです。

54歳にして、生まれて初めて栗を茹でました。母の栗ご飯は最高に美味しくて、自分で作るなんて考えたことがありませんでした。もっとも、今回の栗は、マッシュルームと山のチーズで仕上げたパスタになったのですが。

さて、今回はスイス女性のファッションについて、100%個人の私感・見解を語りたいと思います。皆さまは、スイス女性のファッションと言っても、パリジェンヌのイメージみたいには、特にイメージできないという感覚ではないでしょうか。

ハイジたちの服選びのポイントは、動きやすさ、着心地、シンプルであることを重視している印象を私は持っています。

フリルとかレースとかアシメトリー、だらんとした感じは、スイス女性のファッション感から遠いところにありそうです。

日本女性に比べると、スイスの女性はアクティブな気がします。フラウビショフ自身がインドア派なので、余計にそう感じるところはあるでしょう。

ヘルメットをかぶって、颯爽と自転車を走らせていたり、トレッキングではおしゃべりに花を咲かせながらも、かなりのテンポで進んでいきます。美しい自然の近くに生きるハイジたちは、その環境で最大限に活動できるよう、動きやすく、通気性もよく、機能的なことが大事なようです。

例えば、夏の野外の誕生パーティー。パーティーといっても、都会的なおしゃれ系ではなく、森や山の中にある山の家で行われたりする場合の例です。山小屋と書かないのは、山小屋というには、キッチンには食洗器が入っていたり、近代的なトイレであったりするからです。

外ご飯が好きなスイス人たちは、テーブルや椅子を外に配して、バーベキューをしながらおしゃべりに花を咲かせます。

午後の早いうちからバーベキューの準備をします。それをしながら、ビールやプロセッコを飲みチップスやチーズや乾燥肉をつまんでいる大人たちの横では、子供たちが森から木の枝を拾ってきたり、ボール遊びやバトミントンで遊んだりしています。そんな時間のハイジたちは夏のワンピース姿です。

気温が下がり始める遅い午後になると何か羽織ってジーンズになっています。

こういったパーティーは長丁場で、バーベキューのお肉がテーブルにのる時間には、夜気で冷えてきてフリースが必要になってきます。

いよいよワインもだいぶ入ってきた深い時間になると、さらに冷え込んできて、ハイジたちは、変わりやすい山の天気に対応できるアウトドアウエアのジャケットを着込んでいます。気温に合わせて、最適な服を身につけるのです。義姉の妹は、これを玉ネギ作戦と呼んでいました。

ある夏、フランスの北西部のキャンプ場に宿泊したことがありました。そこで目にしたフランス人女子らのキャンプ場でのファッションは、スイスと違うと思いました。

スイス人は、スイスのブランド マムートを筆頭に、ノースフェイス、ジャックウルフスキン、パタゴニア等などを着て、「準備万端。自然よ、かかってこい!」みたいな感じがあります。手軽なハイキングコースだって、ハイキングシューズで挑みます。

フランス人たちは、持っている普段のアイテムの中の動きやすい、スポーティーな感じのものをさりげなく着ている雰囲気なんです。キャンプだけど、何気なくモノトーンコーデで決まっている女子がいたりして。アウトドアウェアで、完全防備なんてしない感じです。

たぶんフランス人は、小さなクローゼットが好きなので、手持ちのものでキャンプに出かけるのではないかなと思いました。

街でのハイジたちは、これも自然で自分が楽なものを身につけているように思えます。パンツがほとんどだし、歩きやすそうな靴を履いています。

日本の女子からすると、飾り気のない印象を受けるかもしれません。シンプルなシャツやTシャツに、ジーンズ、スニーカーやフラットな革靴と言ったいでたちです。

フラウビフョフの好みもシンプルな着こなしなので、真似したくなりますが注意が必要です。肌の色や、特に髪の色の影響って、本当に大きいんです。素敵と思った同じコーディネートなのに、何か微妙に違う、垢ぬけないなんて時は、髪の色が影響しているのではないでしょうか。

特に金髪って、ほんと得だよなあと思います。ほとんどの色で決まってみえます。全身黒にしても、頭のとこで抜け感があるし、モーブやベージュなんかの微妙な色も、本人自身が色のグラデーションに同化している感じがします。金髪女子のコーデは、絶対に参考にするなをフラウビショフは、心に深く刻んでいます。

ちょっとスイス女性という観点から外れてきましたか。気取らない、シンプルだという話に、ちょっと戻って、スイスに来たばかりの新米フラウビショフは当然日本から持ってきた服を着ていました。

友達の家に夕食に行くとか、もう今はそんなこととんとなくなりましたが、個展のヴェルニサージュ、いわゆる一般公開前のオープニング催しで飲み物と軽食がだされる、なんていうのがあると、きちんとしなくちゃと思っていました。

そんな高級なものを持ってもいなかったのですが、日本の感覚でちょっときめなくちゃってやると、がんばりすぎた感がでて、周りの力を抜いた感のほうがこなれた感があって、私 浮いてるかって思ったものです。

今のフラウビショフは、力を抜きすぎてほとんど同じものを着ている感じになってます。振れが大きい人間です。笑

さらに、ハイジたちはスイスブランドをかなり愛しているようです。前出のアウトドアウェアのマムートや古タイヤを再利用しておしゃれなバッグとして世に送り出すフライターク兄弟のフライタークのバッグを持っているスイス女性が多数生息しています。

少しスイス女性のファッションの感覚のイメージ、持てましたか。

フラウビショフのブログへお越しいただきまして、ありがとうございました。

ABOUT ME
frau Bischoff
スイス人と結婚してfrau Bischoffにはなったものの、ドイツ語習得の道は長そうだし、スイスのことも日本のことも何故こんなに知らないの?と思う日々。育犬も落ち着き、発信することで学んでいけたらというのは甘いかな?ヘアビショフと愛犬のマックスとTeam Bischoffです。

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