グーテンターク スイスリーベのフラウビショフです。なぜだかトリュフを話題にしたくなってしまいました。
お金持ちでもグルメでもないので、お手軽に楽しんでいます。例えば、スーパーマーケット コープのトリュフオイル フレーバーのポテトチップス。もう一つのスイスのスーパーマーケット ミグロのトリュフとリコッタのラビオリ。
そんなもので満足してしまう舌のフラウビショフ。一度 ミグロでトリュフ入り豆腐というのを見て、「えっ!豆腐にまでいれちゃう!」と思うもその時は手にとらず、やっぱり挑戦しようと思って探してみたときはもう置いてありませんでした。どんな味だったのでしょう。
ここから犬の話に移って行くのですが、ラゴット・ロマニューロという犬種 ご存知ですか。イタリア産のトリュフ犬のことです。訳するとローマのカワウソと言う意味だそうです。
もとは、プードルと同じ水鳥猟のための犬でしたが、猟がすたれ、嗅覚を活かしたキノコ犬として活躍するようになり、トリュフ犬に至っているそうです。
スイスでも、結構人気があるようで、見かけます。もこもことした被毛や脚が長めなところなど、親戚といってよいくらい、プードルに似ていて可愛いな犬だなと思います。
友人の友人は、旅行中に犬とトリュフを探し、収穫したものをホテルに買い取ってもらうと、もうその旅行費用が払えてしまう なんていう旅をするという話を聞きました。むむむっ、うらやましすぎる!
マックスが9カ月くらいの時だったか、プードルでもいけるという人もいるし、ネットをサーチすれば、トリュフ犬養成コースなんていうのも出てきます。そんなコースに大金を払わなくても、トレーニングを始められると、やり方を仕入れてきたヘアビショフ。子供用のチョコのおまけが入っている卵型のプラスチック容器に、トリュフオイルを含ませた布切れをいれたものを隠して、それを探させるという方法です。トリュフの香りを覚えさせ、ここほれワンワン計画です。
マックスは、プラスチック容器にぜんぜん興味を示さず、飼い主の情熱も忍耐もぜんぜん続かなくて、そのトレーニングはすぐ消えました。
ある冬、チューリッヒ州でもっとも伝統のある市、祭りとして、毎年11月第3週目の木曜日と金曜日の2日間に開かれるウスターマルクトで、600店もの出店が並ぶ大規模な市を、あてもなく巡っていると、ある小さな出店が2匹の愛犬が探したというトリュフを誇らしげに販売していました。
ある時には、新聞記事で、チューリッヒ市内の公園でもラゴット・ロマニューロがあっという間に手のひら一杯になるトリュフを探すというものを読んだことがあります。
またある時、パリ在住の有名な料理研究家の上野万梨子先生のサイトに訪れると、あのトリュフで有名なペリゴール地方を巡る旅をある雑誌で企画し、愛犬が参加者の目の前で見事にトリュフを探しあてたとありました。
むむむっ、うらやましすぎる!そんな犬とトリュフの関連情報に触れると、流れた計画を酸っぱい感じで思い出します。
私はトリュフオイル ポテトチップスで十分幸せさ と片意地を張るフラウビショフでした。